5月の魔物

ゴールデンウィークに富山に帰った。久しぶりに家族5人が集まった。かといって5人で何かするわけでもなく思い思いにそれぞれ過ごしていた。こっちはアベンジャーズを見に行き、家では妹のギターを弾けないのにボロンボロンしていた。そんなことしてると妹が得意気にチューニングをしてきた。「おめぇチューニングしろや」とか言ってきたけどお前チューニングしかできないだろ。ギター弾いてるとこ見たことないわ。

 

 

そんなことしてると職場でもらった風邪が酷くなり半分ぐらい寝ていた。もっいたいなっ。休日明けにふらふらになりながら仕事していたら37度ぐらいあったし。病気になるのなんて中2の時に胃腸炎かかって以来やった。かといって仕事を休めるわけではなく半月は体調悪いままだった。その間に仕事を覚えていかなければならず、ハードワークだった。ハードワークだった。ハードワークでした。

 

 

社会人になって感じたことはインプットをしないと感覚が鈍っていくということ。職場自宅スーパーのトライアングルの往復だけの生活だとぼーっと生きてるだけになり毎日同じことを繰り返していると何だかちょっとくたびれてしまう。こういう時こそ映画を見よう!と思うけれど疲れてる時の映画は苦痛以外何物でもない。しんどいやぁーです。何にも感じれないですよー。唯一記憶に残ってるのは「LEON」だけ。ジャン・レノとナタリー・ポートマンが主演のもの。マチルダがとにかくかわいい。レオンもかわいい。大人びた子どもと子どものままの大人の恋愛未満の恋にも愛にも似たような境界線の無い友情のような。もしかしたら別の世界では二人は恋人だったのかも兄妹だったのかも。そう思える世界があるのであれば今の二人は一緒にいることが救いであり、神様も似合わない体に塗られた血を洗う残酷な世界で生きてる。僕たちの世界もどうしようもなく誰かと誰かが求めあっているのは本能なのでしょうか。寂しいからなのでしょうか。未来なんて無かった二人にも過去がいつか二人を追い抜いてそっと背中を押してくれる気がしてる。人生とはそうあってほしいっていつも思ってる。